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2010年05月07日

『この国を守り抜け』大川隆法先生御法話

2010年5月3日 川崎市教育文化会館 
幸福実現党名誉総裁 大川隆法先生御法話

ちょっと長いので、この講演のレジメの重要なポイントをあげてみます。

・北朝鮮のキムジョンイルが中国入りしたことで、予想されることは一つ。北朝鮮は近々ミサイル実験をするということで、中国の承認をもらいたいのです。

・ファシズム全体主義、ヒットラーのナチス党などの特徴は、否定ばかりで自らは提案を出さない。アイデアは出さず否定のばかり言う。

民主党も、自民党の否定ばかりですね。

自民党が取り決めた普天間問題を否定。ダム建設を否定。
自分達が何をするのかは言わない。

・2番目に、ゲッペルスを例にあげて「矛盾したことを話す



生産者、中間業者、消費者に都合のいい、矛盾した事を話す。

・農民に対して小麦を高く買うことを約束。

・パン屋に対して小麦を安く仕入れて、パンを高く売れることを約束する。

・国民には安いパンが手に入ることを約束する。


これは論理的にありえない。出来もしない約束する。

論理破綻している政策を当時のドイツ国民は受け入れたのです。

民主党政権でも同じで、財政赤字の中、子供手当てや教育手当てと称してバラ撒き、

防衛問題や沖縄から米軍基地移転問題についてもどうにかなると高をくくっている。

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演題 『この国を守り抜け』

こんにちは。20年ぶりですね。上級セミナーでここを使った記憶があります。今日は政党の話です。地元の方中心で会場一杯になっているそうで嬉しいです。

今日は憲法記念日ですが、有難くも祝日になっているのでこうして休みが取れて話ができるのも有り難いですね(笑)。憲法についての話をせざるを得ませんね。

本日のテキストは『危機に立つ日本』(右手で掲げられて)ですが、内容的にはかなり重いものになっていて、スラスラと読めないかと思います。

重い言葉も入っていますので、予言に満ちた内容かと思いますが、去年の秋の段階で予測したものです。

内容は手厳しいものです。
もっと言えば、去年の5月に幸福実現党を立ち上げる段階で国難は既に察知しておりました。しかし、先の衆議院選で勝利を得ることができませんでした。

志ありながら実現できなかった。このままでは不幸の預言者として終わってしまうのは真に残念です。

人間にとって、人類にとって変えられる未来と変えられない未来があります。多くの人々の力を合わせて変えられることもあります。私は、できれば未来を良い方向に進めたいと思っています。


この本においても、アメリカのオバマ大統領について、100日ルールがあるのでしばらく静観していようと述べていますが、見方は段々厳しくなってきていますね。

所詮トップ一人の問題なんです。組織というのはトップ一人で決まるんです。トップが右と言えば右、左と言えば左なんです。国家の責任は総理大臣が取るものなんです。


国難の内容はいろいろありますが、ではどういう国難が待ち受けているのか。起こる時期はいろいろありますが、先ずは外交危機です。

5月が大きな山場でしょう。これは一年前から予想されてきたことです。

しかしそれを支持した国民があり、マスコミも応援しました。どういう結果が起きるのかといわれても、まだ起きていないうちは、考える余地も無かったのでしょう。

今朝も憲法記念日ということで、大手新聞の紙面を見ても、憲法9条を維持せよという意見は67%だとか、別の大手新聞には、平和の憲法を守ろうとも書いてありました。
憲法記念日なので、いろんな意見がでるのは結構なことだと思います。


また、北朝鮮と中国の国境が厳戒態勢になっており、北朝鮮の金正日が鉄道で大陸縦断して中国に向かっているとの報道がありました。

なぜ中国入りするのか、予想されることは一つです。北朝鮮は近々ミサイル実験をするということで、中国の承認をもらいたいのです。

アメリカから攻撃を受けないように守ってもらいたいのと、食料やエネルギー供給の保障を取り付けたいためです。万一の時に備えて、中国と北朝鮮の同盟関係を確認するため、わざわざリスクを犯して中国入りするものと推定されます。

一方日本では憲法9条で云々やっている。かなり考え方が違うようです。

物事には客観的に見ていろいろが動きがありますが、指導者の心の在り方、考え方を推定するとわかってきます。

中国と日本との関係は、経済レベルではかなり友好的関係が強くなっているようですが、政治的レベルではまだまだ難しいものがあります。

平和主義を唱えている人はそれはそれで結構ですが、ならば、ぜひ北朝鮮の人に憲法9条を採用するよう説得してください!

説得できるようならその方を尊敬申し上げますが、国際ルールはそういうものではありません。私も発展的な考えを持っておりますが、こと外交・国際関係・軍事問題について言えば、国家の指導者なら最低最悪の状態を考えておくべきです。

それは国民がそのことで心配しないようにするためです。


勿論、軍事レベルと警察レベルでは違いますが、警察が無くなれば暴力団が無くなるといっているのと同じです。そんなことはありません。ピストルは人を撃つためにあるものではなく、犯罪を抑止するためにあるのです。

警察が無くなれば犯罪者がなくなるものではありません。長く世界の警察であったアメリカは経済的な問題もあって、その役割から引いていく段階にあります。

同じ民主党といっても、アメリカのオバマはchangeといって政権を取り、日本の民主党は“政権交代”を掲げて政権を取りましたが、内容には大きなズレがあります。

アメリカでも極左といわれるオバマでも、国益や防衛についてはしっかり考えて、使命を忘れていません。一方日本の民主党はほとんど意識は皆無であります。

沖縄問題についても、アメリカ側から言えば米軍基地があるということは、命を懸けて守っているのだということを、今の日本の政権は根本から理解していないのではないかとみえるのです。

まるで、悪性のインフルエンザの集団患者を囲っているかのように扱っていて、不本意、不愉快極まりないと思われても仕方ありません。

民主党の平和ボケ、甘えがあります。

この本(『危機に立つ日本』)の中で特に皆さんが不思議に感じるところは、恐らく民主党への形容として、全体主義・社会主義としている箇所を理解できていないのではないかと思います。

これは偏見ではないかと思っているのではないかと感じます。ここについて補足しておきます。


アメリカの経営学者ピーター・ドラッカーという人は、ヒットラーによるナチス党がいずれ政権を取るだろうと当時いち早く見抜いた人です。

1930年に処女作として出版された『経済人の終わり(The end of economic man)』という著作がありますが、ナチス党が政権を取った数週間後に出版されたものです。

当時イギリスで、後に首相になったチャーチルが書評を書いたことでも有名です。その後頭のいいドラッカーはイギリスに渡り、アメリカに逃げました。
初めてのファシズムを暴いた人です。


ドラッカーの著書にありますが、ファシズム全体主義の基本綱領は、これはドイツ、ヒットラーのナチス党とイタリア、ムッソリーニのファシスト党のことですが、“否定”だと。

すべて否定ばかりする。既にある伝統やそこにあるものを否定する、何とは言わず否定していくことだといっています。

これは日本の民主党に置き換えて言えば、自民党の否定をしていったわけです。

自民党が取り決めた普天間問題を否定する、ダム建設を否定する、議決した予算案も否定する。ただ否定を重ねて、ならば自分達が何をするのかは言わないのです。
ナチズムがそうでした。否定ばかりでした。

ユダヤ人を否定し排斥しました。民主も公務員を否定しています。否定・否定・否定です。
責任を持って何をしたいのかは述べないのです。

これは全体主義の基本綱領だということ、これをよく覚えておいてください。
対して、うちの幸福実現党はやるべきこと、やりたいことをたくさん提供していますね。(注1)

2番目に、これはゲッペルスが言ったことですが、農民に対して小麦を高く買うことを約束し、パン屋に対して小麦を安く仕入れて、パンを高く売れることを約束し、国民には安いパンが手に入ることを約束しました。

これは論理的にありえないことです。出来もしない約束をしたのです。このような論理破綻している政策を当時の国民は受け入れたのです。(注2)


これは、例えば今の民主党政権でも同じで、財政赤字の中、子供手当てや教育手当てと称してバラ撒き、防衛問題や沖縄から米軍基地移転問題についても何とかなるだろう高をくくっています。出来もしないことをいくらでも言っています。今の民主党によく似ています。


そうは言っても、民主党は平和主義者が多いから戦争は嫌いだからしないだとうと思うでしょうが、現在初めて日米戦争の危険が出てきているのです。

トヨタ問題にまで波及していますが、日米同盟を破棄したらどうなるのか。

東アジア共同体を作って共同防衛するからいいとアメリカに対抗した態度を取っていますが、日米が戦争するかもしれないという危機が初めて起こってきているのです。

そもそも人間よりサンゴ礁を大事にする人ですから(笑)。


さらにその背後には、小沢という人がいて、彼は独裁者的資質の強い人です。万が一日本が戦争の危機に瀕したときには、戒厳令を出して、国会で議論することなく、一元管理して仕切るタイプです。

そういうことをやりかねない人です。この民主党体制は左翼ですが、そもそも左翼は戦争が好きなんです。左翼は共産主義に走り、共産主義は軍部を完全掌握してしまいます。


こういう場合、アメリカでは国会等で議論が為されるものですが、鳩山-小沢民主は議論なしでやるので恐いです。

小沢は、小選挙区の二大政党を打ち出し自民党を滅ぼして、一党独裁の道を歩もうとしています。

しかし現状は、支持率が落ちて意に反した状態になっています。

思いのほか恐い政党であることは間違いありません。たとえば、4年間は増税しませんと謳っておきながら、もう増税の話が出ていますね。とても恐いです。


沖縄問題でも、県外に基地を移転することで喜ぶのは北朝鮮と中国です。こんな有り難いことはないと思うでしょう。まんまと思い通りの動きをしているのです。


私はこの国が迷走することを望みませんし、これだけこの国が繁栄してきたのですから、さらに智恵を磨いて、国民に行くべき道を教え、他のアジア諸国に道しるべを指し示すのが使命だと思っています。

責任感のないリーダーはこの国がもはや大きすぎるのですから、これ以上居座るべきではありません。

また、国防問題と合わせて経済でも問題があります。
長期不況化余儀なしと思わざるを得ません。

環境左翼といいますが、CO2を25%削減することは日本企業を苦しめることになります。

企業利益を出してゆかなければ誰が法人税を支払うのですか。
企業利益を上げて雇用を生み、各自が利益を得て豊かにならなければ、誰が所得税を支払うのですか。


高度成長戦略を作らなければなりません。

隣の中国では経済成長率5%、軍事費は10%増です。

日本だけがダッチロールの状態です。

高度経済成長政策は作ろうと思えば作れます。このままでは周りからなめられていきます。


幸福実現党で掲げている通り、先ずは未来産業への取り組みです。

未来産業による経済成長は4~5%見込めるでしょう。そこから増税してゆきます。

また二番目は国防対策です。

最低限わが国が他国の植民地にはさせないという気概を示し、具体策を投じることです。

三番目には教育対策です。国際競争力が落ちている今、根本的な教育の梃入れが必要だと思っています。

とにかく今、日本は曲がり角にさしかかっています。

各人が何が正しいのかということを考えねばなりません。

日米同盟を破棄するなら、独自で1億3千万人を守る気概を示さねばなりませんし、憲法9条改正いらないなら日米同盟を堅持しなければなりません。サンゴ礁と比べる問題ではありません。

正直言って、鳩山・小沢は引退せよ!(拍手)

今年はなんとしても政権の中に入り込んでこの国の発展に寄与してゆきたい。政治においても思いを発揮してゆきます!
ありがとうございました。(盛大な拍手)



(注1)『経済人の終わり(The end of economic man)』より
冒頭のp.10から載っています。P.12より、「否定がその綱領である。ファシズム全体主義には、前向きの心情がない代わりにおびただしい否定がある」

(注2)同上より
P.16に「公約の矛盾を知っていた」という箇所があり、1932年のゲッペルス演説について、「農民は穀物を値上げ、労働者はパンの値上げ、パン屋と食品店はより大きな利益を獲得する」と言った、と載っています。


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Posted by コスモス365 at 17:52│Comments(0)お話
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